野菜ジュースや果物ジュースは健康に良い!?

 

色が異なるスムージー3種類の写真

 

こんにちは!保健師ひかりです。

この記事では前回の記事の続きで、健康に良いと思っていたら意外と体重増加につながりやすい「野菜ジュース、果物ジュース」について解説していこうと思います。

 

kenkou-soudanshitsu.hatenablog.jp

 

野菜ジュースや果物ジュースのカロリーや糖質は、ざっくりと

80kcal 、糖質20g程度です。

私が大雑把な性格ということもありますが、カロリーや栄養成分の細かいところまで気にしすぎると、逆にストレスになってしまうので、ざっくり行きたいと思います!

あ、でも似たような商品でも、栄養バランスが違ったりするのを見ると面白かったりもします。

いつか成分表示についても記事にして解説してみますね(/・ω・)/

 

前回記事にも書きましたが、1日80kcalの野菜・果物ジュースの摂取を止めると、単純計算で半年で2㎏程度の減量ができると期待できます。

基礎代謝量などによるのであくまでも目安程度に・・・。

 

今回の記事では野菜ジュース・果物ジュースに含まれる糖質について書いていこうと思います。

青汁に近いような野菜だけで作られた手軽に買えないような野菜ジュースは例外ですが、コンビニやスーパーに売ってある野菜ジュースには、たいてい美味しくするために果物が入っています。

果物ジュースだと、もちろん果物が入っていますね。

 

果物の特徴として、果糖とブドウ糖という種類の糖質が多いという点があります。

それぞれの特徴は、おおまかに以下の通りです。

 

 

ブドウ糖

果糖

血糖値

上げる

インスリンが使われる)

直接的には上げない

インスリンが使われない)

体での使われ方

血液に含まれて、各臓器や細胞に運ばれてエネルギー源となる。

過剰に摂取するとインスリンの働きにより中性脂肪に作り変えられる。

ブドウ糖がエネルギーになる際に使われる。

過剰に摂取すると肝臓で中性脂肪に作り変えられる。

摂りすぎると

肥満、糖尿病

肥満、脂肪肝

 

ご存じの方も多いと思いますが、「糖尿病」とは、ブドウ糖を細胞に取り込むための「インスリン」が不足したり効きにくくなることで、血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続く病気です。

ブドウ糖をたくさんとると、インスリンもたくさん分泌されて、臓器が疲れてインスリンがでにくくなったり、インスリンが効きにくくなると言われています。

ブドウ糖の摂りすぎ⇒糖尿病、果糖の摂りすぎ⇒脂肪肝、という単純なお話ではありませんが、おおまかにいってしまうと、上表のような関係性があります。

 

 

前回記事で書いた、野菜ジュースや果物ジュースに含まれる糖質の種類が、最近よく耳にする、あの病気になりやすい

と書いていましたが、ずばり、脂肪肝のことでした。

 

脂肪肝や、採血データで肝機能が高い場合は、アルコールが原因と思われがちですが、最近はアルコールに関連しない脂肪肝非アルコール性脂肪肝にも気を付けましょうという情報もよく見かけます。

 

肝臓は栄養の代謝や、薬やアルコール、添加物などの毒素となるものの解毒など、身体の健康を維持していくためには非常に大切な臓器です。

肝臓がうまく働かないと、エネルギーが上手く作れないことになるので、病気の診断はつかないのに、疲れやすい、体調不良がある、という状態の原因になることもあります。

野菜ジュースや果物ジュースの飲みすぎは、肝臓にとって負担になるのでほどほどに。

あとは本来野菜や果物に含まれている食物繊維がこされて減ってしまっている影響で、血糖値も上げやすいと言われているので、糖尿病予防のためにも、ほどほどに。

 

また、果糖を意識して控えようとすると、野菜ジュース・果物ジュース以外にも注意が必要です。

果糖というのはその名の通り、果物に多く含まれているのですが、実は果物を食べていなくても、知らず知らずのうちに摂取している傾向にあるのです!

何から果糖を摂取しているかというと、市販のお菓子や調味料によく使われている果糖ブドウ糖液糖です!

果糖の含有量によってはブドウ糖果糖液糖と表記されているものもあります。

 

果糖ブドウ糖液糖、耳にしたことありますか?

ネガティブな情報が多いようで、私もなるべく避けようと意識していますが、市販品にはすごい確率で含まれています(;^ω^)

なので、野菜ジュースや果物ジュースを控えるより、優先的に控えるべきはお菓子やジュースということもお忘れないように!!

 

 

野菜ジュースや果物ジュースは、ビタミン・ミネラルや多少の水溶性食物繊維、ファイトケミカルなど、栄養として摂るメリットもありますが、飲みすぎることで肥満や脂肪肝、糖尿病などのリスクを高めてしまう可能性があります。

さらに市販品を利用していると意識せずとも多く摂りがちになっている果糖が含まれている点を考えると、少し控えることでもメリットはありそうです。

 

個人的には、普段野菜や果物を食べる習慣がない方の場合は、嗜好品+ビタミン・ミネラル補給源として月数回程度であれば許容範囲なのかなと思います。

 

やはり、理想は素材をそのまま料理してたべること。

果物はぜひそのまま食べるようにしましょう!

野菜の場合は料理するということで少しハードルが上がってしまうように感じますが、自炊のポイントなどもまた今後記事にしていきますね(/・ω・)/

 

健康は一日にしてならず!

頑張りましょう!!